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謹賀新年。
2008 / 01 / 02 ( Wed )
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

バタバタしているうちに12月が終わっていました…。
年越しは実家で過ごしましたが、実家にいる間に本を1晩で3冊読んじゃいました。
と言っても、うち2冊はラノベですが。読むのが遅い私でもやればできるってことで(違)。
このブログも今年は去年よりたくさん更新したいなぁ(希望的目標)。
よく読書サイトさんで、今年読んだ本の中での私的ベストテンみたいな記事があるじゃないですか。
ベストを選ぶってことはその何倍かは読んでないとね、ってことで、
年末に今年のベストは~なんて記事が書けるくらい
本を読み・感想を書く1年にできるといいなぁと思っています(希望的目標)。

みなさんにとってよい1年になりますように。
そして、素敵な1冊に出会える年になりますように。
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00 : 47 : 35 | ゆるゆると明日風 | コメント(0) | page top↑
『てるてるあした』 加納朋子/著
2007 / 11 / 19 ( Mon )
親の夜逃げのために高校進学を諦めた照代。そんな彼女の元に差出人不明のメールが届き、女の子の幽霊が現れる。これらの謎が解ける時、照代を包む温かな真実が明らかになる。不思議な街「佐々良」で暮らし始めた照代の日々を、彼女を取り巻く人々との触れ合いと季節の移り変わりを通じて鮮明に描いた癒しと再生の物語。
(作品紹介より)

加納朋子さんは私が作家読みしている作家さんの一人。
『ささらさや』の続編ということで期待して読んだ。
と言っても記憶力が弱いのであんまり『ささらさや』の細かい内容は
覚えていないのだけれど(汗)、主人公が違うので、
前作の登場人物が出てきて舞台も同じ町ではあるけれど
違うお話という感じがした。
そうそう、ドラマ化されたんだよね。
「てるてるあした」をベースに「ささらさや」の話を絡ませたらしい。(Wikipediaによる)
このドラマの「てるてるあした」は、それ以前に放送されたドラマ「雨と夢のあとに」
の続編的存在になっていて(出演者・スタッフがほぼ共通)、
でも話は全然関連していないという…。
ちなみにNHKドラマの「てるてる家族」とは関係ない(笑)。
(↑何故か頭の中でごっちゃになってしまう私…。)
上記ドラマ、私は1つも見ていないもので余計に頭が混乱するのですが…。

話を戻して、小説の『てるてるあした』です。
冒頭に描かれる、両親の借金と夜逃げ、高校進学断念というのが
「こんなのありか~?」って感じでまずつまづくんですが。
「どうして私がこんな目に…」ってヒネてた女の子が
物語が進むに連れてだんだんと変わっていく感じはよかった。
幽霊が出てくるのがねぇ、私的にはちょっと微妙でした。
前作『ささらさや』は割と平気だったのに、何でだろう?
微妙と思っていたにも関わらず、結構感動してしまったりして、
ラストまで一気に読んでしまいました。
やはり、加納さんの作品は人間の温かさが描かれているのが
よいのでしょうね。
また次の作品が出たら読もう、と思う作家さんです。

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23 : 30 : 59 | 読感-加納朋子 | コメント(0) | page top↑
『チョコレートコスモス』 恩田陸/著
2007 / 11 / 12 ( Mon )
演劇もの。演劇は初心者の大学生、飛鳥。幼い頃から空手はやっていたけれど
壁を感じていた。
芝居をやりたい、というよりは「そこに何があるのか知りたい」という理由で
参加した劇団で、類稀なる才能を発揮する…。

演劇初心者なのに天才少女、というのはありがちな設定なのだろうか?
漫画「ガラスの仮面」とか、最近では「下北サンデーズ」とか、思い出すのだが。
だが、ありがちでつまらないという訳ではなく。
面白かった。ちょっと厚めの本だけれど途中からはとまらなくなって一気に読んでしまった。
特に最後のオーディションのくだりはすごい。
舞台上での才能と才能のぶつかりあい、芝居のその奥に見えたもの、の描写は
すごいの一言。
作中書かれている、間合いとか、客観的視線とか、芝居をやる上での観点
には「そうそう」と頷ける部分が多かった。
で、本当に芝居のその奥に、何かがあるのだろうか。
この小説を読んでいると本当になにかがありそうだと思わされてしまうのだけれど。

オーディションで役者が決まり、芝居のタイトルが決まった所で作品は終わっているけれど
できればこの続きが読んでみたい。いったいどんなお芝居になったのか、
そして飛鳥はどんな成長を遂げるのかを。
2006.10.3記




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23 : 26 : 49 | 読感-恩田陸 | コメント(2) | page top↑
『SOKKI! ソッキ -人生には役に立たない特技-』秦建日子/著
2007 / 11 / 05 ( Mon )
初めて読んだ秦建日子(はた たけひこ)氏の本。
篠原涼子主演のドラマ「アンフェア」の原作が秦氏の『推理小説』(このタイトルもどうかと思うけど(笑))だと知って、興味があったので近刊の本書を読んでみた。その時、秦氏の名前は聞いたことがないな、と思ったら秦氏は劇作家、演出家、シナリオライターで、小説としては『推理小説』が1作目だったらしい。
小説で出しても結局ドラマ化されるのは物語がドラマ向きだからかなぁとか。
ドラマは面白かったんですよ、ええ。

で、SOKKIです。サブタイトルの「人生には役に立たない特技」というのが効いてます。
確かに、録音・録画技術の進んだ現代、速記の意味ってあるのかなぁ?と思ってしまいますが。
速記って、特殊な文字で書き取って、その後にまた翻字しなければならないので結局二度手間なのだ。
本書は、そんな、役に立つようで立たない速記に大学時代打ち込んだ若者たちのお話。
競技速記の全国大会で総合優勝を目指すのだ。
速記にそんな大会があるとは知らなかった…。
秦氏は実際に速記をやったことがあるんじゃないかなぁと思わせるエピソード満載。
速記ものとしても、青春物語としても面白い。
馬鹿ばかしさとまじめさのバランスというのかな。
これも、単発でドラマ化したら面白そうかなーと思いました。
2006/9/28記



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23 : 07 : 32 | 読感-秦 建日子 | コメント(0) | page top↑
『有頂天家族』 森見登美彦/著
2007 / 10 / 20 ( Sat )
山本周五郎賞受賞後第1作。
帯の宣伝文句は




かくも毛深き家族愛!!

偉大なる父、優しい母、
かけがえのない兄と弟。
こんなファミリーが
まだ日本にあった。
---でも、これ、全部「狸」の話。




読了後、あまりにもこの「かくも毛深き家族愛!!」ってコピーが
ツボに入ってしまい、肝心の書名の方を思い出せないこと数度(笑)。
狸の家族と、天狗と、天狗の弟子。これが主な登場人物。
京都を舞台にした狸と天狗の話、って言うと何だか
昔話ですかって感じになってしまうので作品紹介が難しいのだけど。
登場人物たちが、それぞれの事情の下に葛藤したり争ったり
しているお話、ですね、簡単に言うと。(まとめすぎ?)
んでもって、狸の家族愛、と。
森見さんの『夜は短し、歩けよ乙女』を読んだ時にも思ったが、
とにかく読んでいて、文章が気持ちがいい。
冗談のような洒落のような、独特の雰囲気と言い回しで
するするっと文章が進んでいく感じは、まさに森見ワールド。
ぽてぽてと歩いていた、とか、
井の中の蛙(比喩でなく)とか、
毛玉(狸のこと)とか、
読んでいてツボにハマる表現がいっぱい。
わざと古めかしい表現を使う部分と
妙に軽い表現を使う部分とが混在していて、
そのバランスの妙というのかな。
そして、京都の実在の街を舞台にしつつも、
いつの間にか不思議な生き物たちの話が展開していて、
ファンタジーと言えなくもないけれど、どうも
日常から半歩くらいファンタジー側に踏み出して
でも比重はまだ日常の方にある、という感じの、
これもまたバランスの妙かな。
まぁいいからちょっと読んでみな、って感じですね。
ところで、狸鍋ってウマイんでしょうかね…?

ちなみに、「王様のブランチ」の本のコーナーで筑摩書房の松田さんが
この本を取り上げて、次の本屋大賞の大本命では、とコメントしてました。
まだ続編が書かれる予定らしいので、楽しみです。


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23 : 11 : 57 | 読感-森見登美彦 | コメント(0) | page top↑
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