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『チョコレートコスモス』 恩田陸/著
2007 / 11 / 12 ( Mon )
演劇もの。演劇は初心者の大学生、飛鳥。幼い頃から空手はやっていたけれど
壁を感じていた。
芝居をやりたい、というよりは「そこに何があるのか知りたい」という理由で
参加した劇団で、類稀なる才能を発揮する…。

演劇初心者なのに天才少女、というのはありがちな設定なのだろうか?
漫画「ガラスの仮面」とか、最近では「下北サンデーズ」とか、思い出すのだが。
だが、ありがちでつまらないという訳ではなく。
面白かった。ちょっと厚めの本だけれど途中からはとまらなくなって一気に読んでしまった。
特に最後のオーディションのくだりはすごい。
舞台上での才能と才能のぶつかりあい、芝居のその奥に見えたもの、の描写は
すごいの一言。
作中書かれている、間合いとか、客観的視線とか、芝居をやる上での観点
には「そうそう」と頷ける部分が多かった。
で、本当に芝居のその奥に、何かがあるのだろうか。
この小説を読んでいると本当になにかがありそうだと思わされてしまうのだけれど。

オーディションで役者が決まり、芝居のタイトルが決まった所で作品は終わっているけれど
できればこの続きが読んでみたい。いったいどんなお芝居になったのか、
そして飛鳥はどんな成長を遂げるのかを。
2006.10.3記




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23 : 26 : 49 | 読感-恩田陸 | コメント(2) | page top↑
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